2024年原水爆禁止世界大会に参加して 支部ニュース(9/7号)より

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 原水爆禁止世界大会に参加させていただき、集会、分科会での多彩なゲストの方から、特に核軍縮、核廃絶の運動を引っ張っておられる海外の方の話が聞けてとても刺激を受けました。

 多くの方が、被爆者の存在と活動に尊敬と感謝の念を表わされていました。また、カザフスタンのセミパラチンスク核実験場での468回もの核実験とソ連からの独立後の実験場の廃止・ミサイルの廃棄、中央アジア非核条約、核兵器禁止条約への参加に至るバトルハン大使の話からも大変感銘を受けました。そしてスペインでは1966年にアメリカの爆撃機の給油中の落下により搭載していた水素爆弾によるプルトニウム汚染が起きたことも知り、核実験や偶発的な核兵器による事故への恐ろしさを実感しました。

 唯一の戦争被爆国であり、平和憲法を持つ我が国の政府が核兵器禁止条約に参加しないことは世界から残念だと思われています。ベトナムの安保政策である4つのノー(軍事同盟ノー、ブロック政治ノー、外国の軍事基地ノー 武力による威嚇と武力の行使ノー)に対し、日本はもう4つのイエスになってしまっていることが残念でたまりません。

 日本は本来ならば核兵器廃絶運動の先頭を切って走るべきだと思います。市民の運動が大きな力を持っていることをあらためて知って元気をいただき、世界情勢が危機的状況だからこそ核兵器禁止条約が希望の星であることを、大会を通して確信いたしました。

                   

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