2024年 宮前区原爆と平和展を終えて 支部ニュース(8/10号) より

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 2024年原爆と平和展は7月26日から7月31日まで宮前市民館ギャラリーで開催されました。現在の市民館だけの展示の形になって5年目ですが、今年の展示の特徴は、まず今年は川崎市政100年にあたることもあり、川崎大空襲についての写真パネルや焼夷弾の模型を展示したこと。 

 二つ目に、平和のための原爆展で協力いただいていて昨年亡くなられた写真家の小池汪さんを偲ぶコーナーを設け、遺族の協力も得て写真作品のパネル展示と写真集を手にとって見られるようにしたこと。 

 三つ目は、今年はビキニ事件70年であり、今まで十分に扱えなかったこのテーマについての紹介を、新しい展示パネルで実施したことです。マーシャル諸島でのアメリカの67回もの水爆実験と3月1日のブラボー実験による第5福竜丸他約1000隻に及ぶ被爆、それから始まった原水爆禁止の署名運動や被爆者の裁判などが説明されていました。さらに、3年目になる広島基町高校の生徒と被爆者との共同制作の絵画も新しい35枚セットの全点を展示しました。

 会場設営では、原爆関係のものは入って右半分にまとめて、左側にはそれ以外の展示や地元の有志による作品展示を行い、絵本と紙芝居のコーナーも左側に設けました。

 以上、様々な検討を重ねましたが、見ていただいた方に少しでも核兵器廃絶と平和への思いが広がれば大変嬉しいです。

 実行委員長の今川さんの報告では、来場者は500名、「アオギリにたくして」の映画上映は41名(スタッフ含)の参加で、昨年より人数が減ったようですが、異常ともいえる酷暑やパリ オリンピックの開催が影響したのでなないかとのことでした。

 実行委員として参加して実感したのは、この原爆と平和展が多くの方の協力と連携で成り立っているということです。有難いことですが、展示品の貸借や展示パネルの作成など基本的なところで少数の方の頑張りで支えられているということも事実です。

 来年は被爆80年の大きな節目であり、次回も無事に展示ができますように、また多くの人が来場してくださるように願っています。

 協力してくださる方も今より増やさなければ、これからの展示を持続できない可能性もあります。新婦人の私達も会場受付や作品制作、展示作業等に大きな貢献をしていると思いますが、今後より多くの方々にご協力いただければと思います。また、今回ご協力いただいた方、展示をご覧になった方、感想やご意見をお寄せくだされば、実行委員として大変嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたしします。

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原爆と平和展写真.JPG

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